Arrange your training!トレーニングを整える!
今回も、クオリアが提供している「健康」や「運動」に関する考え方をテーマごとにご紹介したいと思います。今月のqualiaism第三弾は「Health care with personal training Part3」と題して、qualiaパーソナルトレーニングのセカンドステップである身体を整えるについて詳しくご紹介いたします!
・・・なぜ身体を整えるのか?・・・
qualiaパーソナルトレーニングメニューは毎回3フェーズ(3段方式)で進めており、その2ndフェーズが「整える」です!
整えるには主に(一般的な辞書の意味として)4つの意味があります。
1、必要なものをすべてそろえる。間に合うように用意する。
2、 乱れのないように形をきちんとする。
3、交渉・相談を成立させる。まとめる。
4、点検して望ましい状態にしておく。調整する。
といったように「整える」は本来、あるべききちんとした状態にすることや、乱れをなおすことをいい、例えば、「体制を整える」や「体裁を整える」、「準備を整える」、「服装を整える」というように使われています。
我々は同様のことを身体においても応用し、特に運動時においては「整える」ことを重要視しパーソナルトレーニングをご提供しています。
なぜ身体を整えることが必要なのか?
一つ目に、皆さんの日常は同じように過ごしていそうでも、全く同じ過ごし方をしてはいないからです。一日の過ごし方を大きく見た時に、大体同じ時間に起床し、同じような仕事や日中を過ごし、同じように就寝されているかもしれませんが、一日を小さく細かく見た時には、全く同じように過ごしていることはないのです。
朝起きる前に夢を見ている朝もあれば、見ていない朝もある。
食欲がある朝もあれば、ない朝もある。
天気の良い日もあれば、悪い日もある。
苛立つ日もあれば、穏やかに過ごせる日もある。
急用に対応しなければいけない日もある。
落ち込む日もあれば、前向きな日もある。
同じように過ごしている中でも、その時の環境によって、または外的な要因によって自分の心や身体は反応しています。常に何かしらの影響を心や体が受け取り良くも悪くも適応しようとするのです。その中でも、コントロールできるものとコントロールできないものがありますよね。そうです!天気はコントロールできませんが、自分の身体はコントロールできます。どんな環境や外的な要因があったとしても、自分で身体を整えておくことによって、より良い状態=グッドコンディションに導けるのです。その意識が健康(お客様の目標)を獲得できる状態であると考えています。

二つ目に、整えることは実際の運動(トレーニング)をする際に重要になってきます。エクササイズのそれぞれには必ず、目的が存在しており、どの筋肉へアプローチするのか、どんな動作で動く必要があるのかなどを正しくやり続けることにより、より良い効果を最短で得ることができます。しかし、同じエクササイズを提供しても、万人が同じ効果や反応を身体に受け取れるとは限りません。なぜなら・・・それは皆さん同じ生活や思考をしていないからです。
あらゆる身体の使い方の得意・不得意のバランスを取っていくことが最良のトレーニングに繋がります。
例えば↓
猫背姿勢の場合・・・胸や首の筋肉が緊張し、背中の筋力が低下
反り腰の場合・・・背中の筋肉が緊張し、お腹の筋力が低下
前屈ができない・・・下半身の筋肉が緊張し、骨盤周辺の筋力が低下
このようにどこかの部分が緊張することにより、どこかの筋力が低下してしまい、それに伴いどこかの筋が過剰に働き強くなってしまう。これが身体のアンバランスということになるのです。
その中でも、「整える」が運動の中でアプローチしていることは「筋力が低下している部分の動作改善や強化」です。多くの場合、姿勢にアンバランスや身体の柔軟性のアンバランスがあった場合は、身体を支える機能を持つ体幹やお尻の筋力が低下していきます。体幹=いわゆるコアと言われる部分で、どのエクササイズを効率的に行うにも、必要不可欠な部分です。またお尻も身体を支える役割を担っており、体幹同様に効率的な運動を行うのに必要不可欠な部分です。これらをまずは単一的にコントロールできるようにし、さらに強化し、立ちながらコントロールできるようにするまでをqualiaでは「整える」と位置付けています。

・・・量より質が大切・・・
クオリアが提供するトレーニングコンセプトは、「鍛える」前にまず「整える」ことが出来ているかどうか。身体が整っているからこそ正しく、効率よく鍛えることが出来る。トレーニングをはじめる前に、大切なことは「鍛える」前に「整える」ことを行えているかということです。トレーニング=筋トレという考え方が一般常識として浸透していますが、身体がちゃんと整っていないのにやみくもに鍛えても期待できる効果は得られないどころか場合によってはケガや身体の不調を招いてしまいます。
アメリカの理学療法士であるGray Cookが提唱しているもので、「鍛える」よりも「整える」ことが重要だということを教えてくれる3層に分かれたパフォーマンスピラミッドです。ピラミッドはスキル・パフォーマンス・ムーブメントの3段階に分けられ下層にいくほど基本的な能力を表します。例えば、最低限の柔軟性や筋力がないのにも関わらずやみくもに「量」を重視した鍛えるトレーニングを行うとどうなるでしょうか?身体をより良い状態にしていくためには鍛える前にまず「整える」ことが出来ているかが大切です。クオリアではまず「量」ではなく「質」を重視した整えるトレーニングを処方していきます。
コンディショニングで「整える」ことが出来れば、整った状態で終わりではなく、整った状態から鍛えてより良い状態を維持することが大切。
「鍛える」前に「整える」ことは大切ということを先ほどお伝えしましたが、コンディショニングによって整えることが出来たのであれば、その整った状態で「鍛える」ことで、さらにより良い状態を維持する事が出来ると私たちは考えています。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
今回のコラムはここまで!また次回をお楽しみに!
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